挨拶週間

娘の小学校では今、挨拶週間を実施しているそうです。

5年生、6年生が普段より早く学校に来て校門の前に並び学校に入る子供達の一人ひとりに挨拶をするそうです。

その時に元気よく挨拶を返してきた子に5年生、6年生が電車の切符サイズの小さいカードを渡します。

カードをどれだけたくさん貰えたかを競うために一番カードが多かったクラスが校長先生から表彰されるそうです。

妻に「おはよう」と挨拶をしても無視される私からすると素晴らしい行事だと思います。

その話を聞き娘も挨拶がしっかりできる子になってほしいと思っていた私はとても嬉しくなりました。

挨拶の持つ意味はとても大きく挨拶すると人間関係が良くなり、笑顔になれ、自分の気持ちもよくなり更に相手の承認欲求も満たせます。

「何枚カード貰えた?」

元気で可愛い私の娘ですから持ちきれなくなる位にカードをもらった事でしょう。

「1枚も貰ってないよ。」

娘はあっさり答えました。

さすがの私も娘が1枚もカードも貰ってない意味が全く意味がわかりません。

「え、何で?」

娘は胸をはって言いました。

「私はど真ん中を挨拶せずに歩くんよ。それが最高に気持ちいいんよ。」

私はその言葉に絶句して言葉がでませんでした。

「皆は挨拶してカードを貰えるように端っこを歩くんよ、真ん中を歩くのは私だけ。」

娘はとても気分良さげに話をしていました。

こうなってしまったのは誰のせいでしょうか?

もう誰かのせいにするのはやめておこうと思います、娘自身のせいです。

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