言葉の意味

私が広島に単身赴任になりもう1年が過ぎました。
家族の元には、ひと月に2回ほどのペースで帰っています。
金曜日の夜に帰り日曜日の夜に広島に戻っています。

そんな1年を過ごしている間に娘も小学6年生になり以前より更に使う言葉が増えてきました。
先日私が単身赴任先から岡山に戻りお風呂に入りながら歌を歌っていました。

「飲んで~飲んで~飲まれて飲んで~」

私の十八番の『酒と泪と男と女』です。
普段女を泣かせている私にはピッタリな歌です。(泣かせている女は残念ながら主に妻です)
一曲熱唱した後、お風呂から出て身体を拭いていると居間でゲームをしていた娘が声をかけてきました。

「パパ、お風呂で歌ってたやろ」

我が家は居間とお風呂が近いため声が丸聞こえだったようです。

「ごめん、ごめん、うるさかった?」

「謝らんでいいんよ、多様性よ、上手くなかったけど」

最近流行の多様性を娘が使ってきました、英語で言えばダイバーシティです。
学校で習ったんでしょうか?何か使いどころが違う気がしますがまあいいでしょう。
それより最後の「上手くなかったけど」の意味がよくわかりません。
私も娘に言い返しました。

「そっか多様性を覚えたんやな、まああんたの体型も多様性よ」

「どういう事よ!」

娘が何故か怒っていましたがそれも多様性です。

その夜久しぶりに家族3人で川の字になって寝ました。
妻はお腹を出して寝ていましたが気にしてもしょうがない、多様性です。
その事件があったのは次の日の朝でした。
早朝、朝6時ごろだったと思います。

「うわー!!」

娘の叫び声で飛び起きました。
娘が右手を上げて叫んでいます。

「どうしたん?」

突然の出来事で慌てふためきながら聞きました。
娘はこちらを振り返り先ほどとは一転して落ち着きはらって答えました。

「お母さんの鼻を触ったらぬるっとして気持ち悪かった、まあ多様性よ」

それまで何も気にせず寝ていた妻がむくっと上半身を起こし、かなり強い力で娘の頭をはたきました。
パーンと部屋中に音が響き渡りました。

娘は頭を叩かれた後に目を押さえながら言いました。

「痛い、指が目に入ったが。まあ指が目に入って失明しても多様性よ」

多様性ってなんだっけ・・・。

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