ティッシュ

私は一つブログを書くたびに事実と相違ないか毎回妻に見てもらっています。

何故だかわかりませんが、大概激怒してこう言われます。

「あんたのせいで私らは笑いものになるんよ。」

私は事実しか書いていませんので笑いものになってしまうのは本人の人間性の問題ではないかと思います。

前回のブログで娘に「ティッシュを取って」と言われた時にティッシュを1枚とって渡した所、「パパ、そこはボケる所よ。」と言われた話を書きました。

その話も書き終わった後、仕事から帰ってきた不機嫌な妻に見てもらいました。

「つまらん。」

妻は一言そういうと、いつも通り食事の一時間前の食前のお菓子を貪っていました。

携帯を見ながら貪るためお菓子のカスがボロボロと下に落ちていました。

食前のお菓子を食べて妻は満足したらしく夕食を作り始めました。

一時間後、妻が夕食を作り終え家族で一緒にご飯を食べ始めました。

私が食べていた揚げ物のソースを机に少しこぼしてしまったため妻に言いました。

「ティッシュ取って。」

妻は無言で足元に置いていた漫画を渡してきました。

とっさの事で私はボケる事ができませんでした。

ただ面白かった為苦笑しながらもう一度お願いしました。

「いやいや、ティッシュ取って。」

妻は無言で押し入れから50センチほどある大きい猫の人形を持ってきました。

埒があきません。

「もういいわ、ティッシュ取って。」

次は娘にお願いしました。

娘はその言葉を聞いて握りこぶしをつくり自分の胸をトントンと軽く叩きました。

「ティッシュはここにあるじゃないか。」

今わが家ではティッシュを1枚とってもらうのに5分かかります。

誰か助けて下さい。 

同じ失敗

私は普段土日仕事ですが、たまに土日の休みがあります。

先日土曜日の休みがあり朝8時ごろに起きてTVを見ながらくつろいでいると、しばらくして娘が起きてきました。

朝起きてすぐ娘は私に話しかけてきました。

「パパ、ティッシュ取って。」

娘は鼻炎もちで鼻水がよく出ます。

私は近くにあるティッシュボックスからティッシュを1枚とり娘に渡しました。

「はい。」

ティッシュを渡したところ、娘は怒りだしました。

「パパ、そこはボケる所よ。」

その言葉を聞き私は反省しました。

毎日毎日、娘に「こういう風にボケるんよ。」と教え込んできた私が普通にティッシュを渡してしまったのです。

「成長したな。」

「もういいから早く朝食食べて靴を洗いなさい。」

妻から声をかけられた娘は朝食を食べてお風呂場で靴を洗い出しました。

毎週土曜日は学校で使っている上履きを洗っているようです。

「凄い綺麗になった、これ新品でメルカリで売れるな。」

娘の下らない独り言がお風呂場から聞こえてきます。

靴を洗い始めて10分程時間が立った頃に娘が私に声をかけてきました。

「パパ、足拭くからタオル持ってきて。」

私は寝室に置いてあるタオルを手に取りお風呂場にタオルを持っていきました。

そのタオルを見て娘は少しあきれて言いました。

「また。」

私は同じ失敗を2度繰り返してしまいました。

娘の成長と自分の笑いに関しての至らなさを感じた一日でした。

その事を後日妻に伝えた所、妻は疲れた顔で言いました。

「今から着替えるから部屋に入ってこないでとか、疲れているからお風呂一人で入らせてとか言ったら全部『それ前振り?』って言われて話が前に進まんのよ。あの娘、何とかしてくれんかな。」

娘は順調に成長しているようです、多分。

教育実習

私の家庭では車が1台しかありません。

普段は妻は車で職場に行き、私はバスか自転車で会社に行きます。

その日は私が休みだった為、子供を預けている学童保育に迎えに行きました。

その後、妻の仕事が終わったため職場まで迎えに行きました。

いつも娘は隣の席に乗り、妻は後部座先の私の後ろに乗ります。

2人を乗せて帰る途中に娘の手を見てみると手の甲に「ありがとう」と書いてありました。

「それ何で手に書いてるの?」

不思議に思った私は娘に聞いてみました。

「学校に教育実習の女の先生がきとって今日が最後の日やったんよ。だから忘れんように書いたんよ。」

教育実習の先生が来ていたなんて私は全く聞いていませんでした、由々しき事態です。

「何でパパに教えてくれんかったんよ、教えてくれたら学校に挨拶に行ったのに。で、その先生は可愛かった?」

「うーん、あんまり。」

娘の答えに私はほっと胸をなでおろしました。

「まあ別に教育実習の先生が来ること位でパパに言わなくてもいいよ。」

「でも隣のクラスに来てた教育実習の先生は可愛かったよ。」

由々しき事態です。

「ちょっと待て、何でもっと早く教えてくれんかったんよ!」

私は娘を叱り飛ばしました。

「でも性格は私のクラスの教育実習の先生の方が良かったよ。」

これは悩ましい話になってきました。

「うーん、迷うな。俺はどっちかと言ったら顔より性格重視やからな、多少不細工でも性格がいいほうを選ぶかな。」

その言葉を聞いた娘はすぐさま後ろを振り返り妻の顔を見つめました。 そして私を見て小声で聞いてきました。

「いい?」

私は食い気味に答えました。

「よくない。」

そう答えた後、私の頭に鈍痛が走りました。

その痛みに気を取られ隣の車と衝突しそうになりましたが私の運転技術で何とか回避する事ができました。

原因がわかりませんが、いきなり頭に鈍痛が走った初めての経験でした。

今後、同じような頭の痛みがくると怖いので定期的に病院に通ってみようと思います。

朝の日常

私は毎朝妻に起こしてもらっています。

妻は大体6時頃に起きて撮りだめしていたドラマを見ます。

その後7時ごろに私を起こしてくれます。

その日も私を起こしにきました。

「起きろー。」

下品な妻の声で私は目が覚めたため寝覚めがよくありません。

「もっと可愛く言えんのか、『ねぇあなた起きて』とか。」

「どうせ気持ち悪いって言うんやろ。」

確かにその通りだと思いますが試してみないとわかりません、一度妻にお願いしました。

「いいから一回言ってみてや。」

「ねぇ起きて。」

「気持ち悪い。」

何も考えていなかったのですが自然と言葉がでてしまいました。

「起こしてるのにそこまで言われる筋合いないわ!」

妻は怒りながら娘にも声を掛けました。

「学校始まるよ、起きなさい。」

娘の寝起きの顔を見た妻は言いました。

「わー不細工。」

その言葉を聞いた娘は寝起きざまにいいました。

「不細工はお母さんやろ。」

「どいつもこいつもうるさい、起きろー。」

ほぼ毎朝このように妻は叫びながら私たちを起こします。

朝起きた後、私と子供は朝食を食べます。

「さっき不細工ってお母さんに言われたけど、お母さんは近所の人に娘と顔似てるって言われてるよ。だからお母さんも不細工なんよ。」

娘は先ほど妻に不細工と言われたことに少し落ち込んでいるようです、何か励ましの言葉をかけてあげないといけません。

「まあ二人とも太っとるからな、太っている人は大体同じ顔よ。」

妻は洗い物をしていましたが、その言葉を聞きこちらを振り向きいいました。

「殺すぞ、ほんま。」

ほぼ毎朝このように妻は私に脅しの言葉をかけてきます。 早めに遺書をしたためようと思う今日この頃です。