マスク

そういえば最近妻の話をブログに書いていなかったので今回は妻の話を書こうと思います。

コロナの関係で当然ながら妻も外出する時は常にマスクをしています。

妻がマスクをしている時は口元だけで常に鼻がでています。

マスクをして鼻が出ていると意味がありませんし恰好が悪いので毎回注意します。

「車の中だから別にいいんよ」

「周りに人がおらんから」

「息をするのが苦しいんよ」

妻はそう言い訳をしますが私の印象では常に鼻を出しています。

まあそれは大目に見ましょう。

私の記憶が正しければマスクをすると女性は可愛く見えるはずです。

何故でしょう、妻はマスクをしても妻のままです。

しかしこれは私の固定観念かもしれません、マスクをして可愛いポーズをすれば妻も可愛く見えるはずです。

休みの日に居間で寝転んでTVを見ていた妻にお願いしてみました。

「ねー、一回可愛いポーズをしてみてほしいんやけど」

「えー、まあいいけど」

珍しく私の言葉に従った妻を起こしマスクをさせました、もちろん鼻も隠れる位置までです。

一緒にTVを見ていた娘と私の前で、マスクをした妻は両手をグーにして口元近くまで両手を上げぶりっ子ポーズをしました。

結論から言いましょう、家って揺れるんですね。

いつか妻のぶりっ子ポーズを隠し撮りしてTikTokに投稿し、日本を揺らしてやろうと思います。

未来

昨日、娘と一緒にお風呂に入った時の出来事です。

私が先にお風呂に入り湯船に浸かっているとSwitchをしていた娘がゲームを止めすぐにお風呂場に入ってきました。

普段であれば外に聞こえる位に激しく掛け湯をする娘が今日は珍しくずんぐりむっくりの体を折り曲げそっと掛け湯をして湯船に入ってきました。

不思議に思い隣に入ってきた娘に目を向けると右足を高くあげ膝がお湯にあたらないようにしていました。

どうやら右膝を擦りむいたらしく赤くなっていました。

「膝どうしたの?」

「鬼ごっこしてたら転んだんよ、2年ぶりよ」

小学4年生位になると確かに転ぶ事も少なくなりました、娘も大人になってきたんだなと感慨深い気持ちにひたっていました。

保育園のよく転んでいた娘を思い返していた所、擦りむいた箇所が汚れていたようで娘は湯船の中のお湯を手ですくい右膝にそっとかけていました。

「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」

私の隣から不思議な呼吸音が聞こえてきました、私が娘に顔を向けると何事もなかったかのようにお風呂場の壁を見つめています。

多分私の空耳だったのでしょう、気を取り直して私も前を向くと再度娘は右膝にお湯をかけだしました。

「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」

どうやらこれは空耳ではありません、娘は膝にお湯をかけながらラマーズ法をしています。

「ちょっと、ちょっと、何でラマーズ法?」

「ラマーズ法すると痛くないんよ」

ラマーズ法はそんなに万能なのでしょうか?多分、いいえ絶対違います。

「ラマーズ法してたら痛みがなくなる訳じゃないからな、恥ずかしいから止めてよ」

娘が外でラマーズ法をしていたら流石の私も恥ずかしい事この上なしです。

早めに止めさせないといけません。

「学校や学童保育でラマーズ法はしてないよね?」

念のため確認した所、娘が言いました。

「パパ、私は常にヒッヒッフーよ。」

「ヒッヒッフーでいけば100メートル9秒で走れるんよ!」

喜々としてしゃべる娘を見つめ今後このままラマーズ法を続けていけばオリンピックで金メダルをとるか、変な宗教にハマるかどちらかだなと未来に思いを馳せた一日でした。

多分後者ですね、まあそれも人生か。

※多分とは99%以上の確率の事を指す

モテモテ

娘はもう小学4年生になりますが私が仕事から早く帰った日はいつも一緒にお風呂に入っています。

一緒にお風呂に入るだけでなく頭を洗ってあげ、お風呂からでたら体も拭いてあげています。

その日もお風呂から出て娘の体を拭いていると何故か自然と笑いがこみ上げてきました。

「パパ、何で笑ってるん?」

声を出して笑ってはいませんでしたがニヤニヤしていたのがバレてしまったようです。

「いや別に」

娘の体型が面白くて笑っているとは流石にいえません。

「もしかしてむっくりずんぐり?」

ずんぐりむっくり体型の娘に質問されましたがその通りです。

「いや、まあ何というか」

私は必死で言葉を濁しました。

「でも私はこれでも学校でモテてるんよ」

これは聞き捨てなりません、勘違いも甚だしい。

「ちょっと待て、何を根拠にモテてると思っとん」

早めに勘違いを正して真っ当な道を娘に歩ませるのが父の務めです、私は鋭く突っ込んでいきました。

「だって男の子はチョロいよ。私は男の子によって態度を変えとるよ」

「大人しい子が好きな男の前だったら静かにしてるし、それに大体の男は高い声だしたらイチコロよ」

えーっと、その行動に関して言えば大正解です。

娘は今日もご飯をかきこんで腹を押さえ「もう食えん」と呟きながら寝転んでいました。

顔にはいつも通りたくさんのご飯粒がついていました。

今後の人生に幸あれ。