会社のお昼休みでの出来事です。私と会社の女性社員2人と計3人で話をしていました。
話題は犯罪の話になり「下着泥棒が捕まった時はずかしいよな。」という話になりました。体育館で盗んだ下着をすべて広げられ自分の性癖が露わになります。
そこから話が展開しエロDVDをどうやって借りるかという話になりました。
私は言いました。
「俺はエロDVDを借りても一番上に置いて借りる。エロDVDを借りる時でも誇りをもって借りたい。俺は今から見るんだというのを胸を張ってかりたい。」
女性社員は若干引いていましたがここで負けるわけにはいきません。
「でも少し自分の借りたいタイトルのとは違ったやつを借りるんよ。」
「何でですか?」と女性社員から聞かれました。
「やっぱりな、そうは言っても自分の性癖が露わになるのは嫌なんよ。エロDVDを借りて今から見るっていうのは胸を張って言えるんよ。でもなこいつこういう性癖持っているんやなって思われるのが嫌であえて少し外すんよ。そりゃマジックミラー号とか素人ナンパ物とかいいし、後は・・・」
熱く語っている途中に女性社員を見ると2人とも完全に引いていました。
あれ何で昼間っから自分の性癖の話をしているんだろう・・・。
途中で話を止めてそそくさと仕事に戻りました。
子供の頃に想像していたかっこいい大人に自分は近づけているかな・・・。

私も妻も共働きのため娘を学童保育に預けています。1年生の時から預けているためもうすぐ丸2年ほどになります。2年もたつと顔見知りの子供もかなり増えてきます。
その日は私が仕事が早く終わったため子供を学童まで迎えに行きました。
娘が2階で漫画を見ているとの事でしたので、階段を登ろうとした所、娘の友達に話しかけられました。
「ねーねー。」
見ると娘の友達の同級生の女の子です。以前学童にボランティアで学童の子供と遊ぶイベントがあり、参加した時に遊んだあーちゃんという名前の女の子です。
「今日はお父さんがお迎えなん?」
「そうなんよ、仕事が早く終わったんよ。」
「この前小学校きてたよね、私見たよー。」
娘が喘息もちのため、朝病院に連れていき教室の前まで連れていった事が2~3日前にありました。
「そうなんよ、喘息もってるから病院に連れて行ってたんよ。」
「喘息って?」等、他愛もない話を続けていました。
あーちゃんは丁度外に遊びに行く途中だったらしく一緒に外に出ようとした友達が何度もあーちゃんを呼んでいましたがずっと私に話かけてくれました。
「じゃあまたねー。」と最後にとても笑顔で挨拶をしてあーちゃんは外にでていきました。
話しかけてくれた事が嬉しくて私は帰りの車の中で娘に今日の出来事を話しました。
その話を聞いた娘は不思議そうな顔をしていました。
「どうしたん?」と私が聞いたところ娘は言いました。
「何でこんな男に興味があるんやろ」
危ない所でした、多分飛行石を持っていたら私は「バルス」を唱えていた所でした。
飛行石持ってなくて良かったー。

仕事に行った時に昼食は大体弁当です。会社に休憩室があり昼食はいつもそこで食べます。職場の仲間から弁当を見られて「愛妻弁当ですか?」とよく聞かれます。
その時私は必ずこう答えます。
「いいえ、愛妻弁当ではありません、妻の弁当です。」
「さらに正確に言うと冷凍食品と昨日の夕食の残り物を詰めた弁当です。」
そう伝えると職場の仲間はほぼ全員苦笑いします。
亡くなったじいちゃんが嘘はつくなって言っていました。遺言は守らないといけません。
私が持っていっている弁当は愛妻弁当ではありません、妻弁当です。

妻と一緒にイオンを歩いていた時の出来事です。いつもかわいい娘が歩いていたら目で追ってしまいます。その日も可愛い娘がたくさんいました。
「あの娘可愛いよな。」
「声かけていいかな、何て声かけようかな。」
そう妻に話しかけていました。
その時妻が冷たい目をして言い放ちました。
「友達か!」
そういえば隣で一緒に歩いている人は戸籍上は妻である事を忘れていました。
役所に婚姻届け出した気がします。

サッカーW杯を娘と一緒に見ていた日の出来事です。
私は普段サッカーが特段好きでもないためTVで中継があっても見る事はありません。ただしW杯の日本戦はたまに見る事があります。
その日仕事から帰ってTVをつけた所、ベルギーと日本の戦いの真っ最中です。ミーハーな私は燃えてきました。大きな声で応援しました。
「にっぽん、にっぽん」
突然の私のテンションに娘はびっくりして聞いてきました。
「パパ、どうしたの」
私は答えました。
「負けられない戦いがそこにあるんよ。」
娘の心に響くかっこいい言葉を伝えました。その言葉を聞いて娘がいいました。
「パパ、それも大事やけどパパは町中の女の子から嫌われとんよ。」
その日応援しながら飲んでいた缶ビールがいつもより少し苦く感じました。
日本が負けてしまったからですね。

家族の日常の中にあるちょっとした笑いのあった出来事、小ネタを書き綴っています。