結婚式

最近会社の同僚の女性が友達の結婚式に行きました。その人はとても素敵な女性です。年齢は30歳で会社の中のアイドル的存在です。現在彼氏はいないようです。

もちろん私もその女性の事が大好きです。その女性に結婚式でいい出会いはなかったか聞いた所、出会いという程でもないですが 写真の共有をするために結婚式に参加したメンバーでLINEグループを作ったとの事でした。これは危険な臭いがします。

探りを入れるために質問をしてみました。

「結婚式に参加していた男性で素敵な人いました?」

「この人すごくいいなって感じの人はいませんでしたけど、とても性格がよさそうな人が多かったですよ。」これは危険です、その中の誰かと恋が始まってしまうかもしれません。

私はその女性にいいました。

「性格がよさそうに見える人ほど犯罪者になる確率は高いんですよ。」

「そうなんですか・・」

どうやら少し私の言葉が響いたようです。もっとプッシュしないといけません。

「その男性たちは結婚式にどんな格好で来ていました?」

「皆スーツできっちりした格好していましたよ。」 これは危険です、その中の誰かと恋が始まってしまうかもしれません。

「でも、あいつらは普段は裸で生活しているらしいですよ。」

「えー、そうだったんですか・・。」 かなり驚いているようです、後はとどめの言葉を伝えるだけです。

「それとすぐ結婚式のLINEグループから退会した方がいいですよ。あまり知られていない事実ですが、犯罪の8割は結婚式で作ったLINEグループに参加した事が原因で起こっているらしいですよ。」

その言葉を聞いた同僚の女性はよっぽど驚いたのでしょうか、何も言わず立ち去っていきました。 私はその女性に彼氏を作らせたくない訳ではありません。 その女性が結婚して子供を作り、家庭に不満を持つようになり「夫と子供がいるが何か寂しい」というブログを書きだすのを防ぎたいだけなんです、多分。

おべんとうばこのうた

最近保育園で教えている「おべんとうばこのうた」が変わってきているようです。

通常バージョンは当然ですが 「これっくらいの おべんとばこに おにぎり おにぎり ちょいとつめて きざみしょうがに ごましおふって にんじんさん さくらんぼさん しいたけさん ごぼうさん あなのあいた れんこんさん すじのとおった ふき」 です。

ところが最近は「サンドイッチ」バージョンを教えているそうです。 歌詞は「これっくらいの おべんとばこに サンドイッチ サンドイッチ ちょいとつめて からーしバターに マヨネーズぬって いちごさん ハムさん きゅうりさん トマトさん まるいまるい さくらんぼさん すじのはいった ベーコン」

たまたま夕食時間に流れていたTV番組で知りました。最近の子供たちは「れんこん」「ごぼう」「ふき」等の料理はあまり食べないのが理由だそうです。 家族とそのTVを見ていて私はとてもびっくりしました。 まあ時代の流れなのでそれも仕方がないかなと思っていました。

私の娘は8歳なのでもしかしたら娘の知っている「おべんとうばこのうた」もサンドイッチバージョンかもしれません。 TVでは子供たちがサンドイッチバージョンを歌っている映像が流れています。

私は娘に聞きました。

「おべんとうばこのうたってサンドイッチやった?」

娘はTVで歌っている子供たちを見ていいました。

「こいつらの頭いかれとるよ。」

中々いかれた返答でした。

キャバクラ

2~3年前の出来事です。当時私はちょくちょくキャバクラに行っていました。

今はあまり行っていません。そうです、理由としては妻と娘に申し訳ないからではなく、最近あまりお金に余裕がなくなったからです。 お金に余裕ができたら今晩でも行こうと思います。今から昼キャバに行きたい位です。

話を戻します。2~3年前に友達3人とキャバクラに行きました。そこは1時間5000円のキャバクラで値段は安いのですが30人位は余裕で入れる位、店内も広く内装も綺麗な店でした。平日の19時頃に行ったため、ほとんどお客さんもいませんでした。そのため私たちが席に着くと全員の隣に女の子がつきました。

私の右隣に座ったのが20歳くらいの茶髪の可愛い娘でした。左側は25歳位の少しぽっちゃりした娘でした。顔はまあ普通位でしょうか。

2人にドリンクを勧めて話し始めました。(もちろん私は不細工には酒は飲ませませんが今回は両隣ともセーフでした。) 私の軽妙なトークで話も盛り上がり、自然と恋話になっていきました。

「恋愛って難しいですよね。」

右隣の可愛い娘が私に言いました。 ここは恋愛マスターの私が解決してあげないといけません。

「恋と愛の違いがわかってないと難しいかもね。」 

「わからないですね、恋って何ですか?」 その娘が質問してきました。

ここはまずは笑いをとって話にテンポをつけないといけません。 とっておきのネタを放り込むチャンスです、私は満を持して言いました。

「恋なんてエゴとエゴのシーソーゲームよ。」

笑いの大爆発が起こると思い、待ち構えているとその娘が不思議そうに言いました。

「エゴって何ですか?」

私は顔が真っ赤になってしまいました。 ここはボケを潰されたのをばれない様に説明しないといけません。

「エゴってのは自我とか自尊心とかいう意味で・・」 私が説明している途中で左側の普通位の顔の娘が、そんな私の気持ちも知らず、その娘に言いました。

「ミスチルの歌の歌詞よ。」

それを聞き、その娘は軽蔑しような目で私を見てきました。

「えー、パクったんですか。」

それから帰るまでの残りの時間私は濃い酒をひたすら飲みました。

家に帰った私は寝ている娘をきつく抱きしめ、パパは仕事頑張るからと心に誓った夜でした。

妻の誕生日

1月26日は妻の誕生日です。

その日私は仕事が昼からであったため10時過ぎ頃までゆっくり寝ていました。 私が寝ている間、妻はトイレ掃除や風呂掃除をしていました。 寝室から出て妻と目が合いました。 いつも以上に不機嫌そうです。お腹が空いてるのでしょうか?

「ああ、おはやう。」爽やかに私は声をかけました。 妻から返事がありません。

「今日は私の誕生日じゃー。」

妻はいきなり叫びました。はい、お察しの通り忘れていました。 これは妻にバレてはいけません。

「知ってるよ、おめでとう。」 なるべく嘘がばれないように声をかけました。

「めでたい事あるもんかー!」

何故か怒られてしまいました、多分お腹が空いていたんですね。

その後私は朝食をとり娘と一緒にテレビを見ていました。妻も掃除が終わったらしく私たちの近くに座りました。

座ってからすぐに妻が娘に声をかけました。

「臭い、オナラした?」

「えーしてないよ。」 娘は否定しました、どうやら本当にしてないようです。

「何か臭いんだけど」 妻が不思議そうに呟きました。

すると娘が黙って妻の顔を指さしました。妻が疑う匂いの元は妻自身がオナラをしたのではないかと思ったようです。 私も娘と目が合い、そっと妻の顔を指さしました。

「今日は私の誕生日じゃー。」

本日2回目の叫びがでました。

その後、私は仕事に向かい夜10時ごろ自宅に帰りました。

帰ったところ妻がタブレットでゲームをしていました。 妻は最近「ねこあつめ」にハマっています。 そのゲームでは集めた猫を見る事ができます。 妻が私の晩御飯の用意をしている間、どんな猫を集めたか見せてもらっていました。

集めた猫の中に、「まんぞくさん」という名前の太った猫がおり妻にそっくりです。笑いをこらえながら触っているとどうやら猫の名前を変更する事ができるようです。

私はこっそりその猫を妻の名前に変更しました。 晩御飯を作り戻ってきた妻に猫の名前を見せました。

「今日は私の誕生日じゃー!」

妻は誕生日に3回叫びました。

「妻は誕生日に3回叫ぶ。」ミステリー小説の題名のような不思議な一日でした。