私の娘は小学2年生になります。普段は学校が終わると学童保育に預けていますので学童に直接行くのですが、私が休みの日は学校近くのマツモトキヨシまで私が迎えに行きます。
その日もマツモトキヨシで娘を待っていると下品な大きな声が聞こえてきました。
「ケンケンパー、ちがーう」
50m位離れていましたが声が響いてきました、どうやら私の娘の声のようです。
男の子の友達2人と歩いて帰ってきています。元気の代名詞である小学生低学年の男の子を圧倒する大きく下品な声です。どうやら色濃く妻の血を受け継いでいるようです。
近くに来たところで私に気づき、友達に手を振って別れ私に近づいてきました。 マツモトキヨシから家までは歩いて5分程です。 帰る前にスーパーで晩御飯の食材を買っていこうと思い娘を誘いました。
「スーパー寄って帰ろうや。」
「何で?」
「晩御飯のおかずを買って帰りたいんよ。」
「えー面倒くさい。」
スーパーは家とは反対方向になるため娘は嫌がりました。
「いいやろ、一緒に行こうや。」
「スーパーには一人で行ってよ。」
「一緒に歩いてスーパー行ったら楽しいやんか。」
その言葉を聞いて娘は言いました。
「この人変態。」
意味がわかりませんので、とりあえず娘を無理やり引っ張ってスーパーに連れていき食材を買って帰りました。
家に帰った後、娘は3DSで遊び私は読書をしていました。娘が私の側で寝転んで3DSをしていました。ふと娘の足を見ると転んだのか太ももに小さな切り傷がありました。私は気になって足を触ると娘がいいました。
「この人変態・・・。まあ、元々こういう人やからいいか。」
1日2回も娘に変態と言われた1日でした。 小さいころ家に帰ると走って笑顔で出迎えに来てくれていた娘の記憶は幻だったのかな・・。