私の仕事が早く終わる日は家族と一緒に食事をします。
早い時は18時過ぎには帰れます。
妻も子供を学童に迎えに行って帰ってくるため多少時間の前後はありますが18時30分頃に帰ってきます。
そこから妻がコーヒーを飲み一休みしてから料理を始めます。
その日は私も早く帰った事もあり妻と一緒に台所に立ちました。
私が唐揚げを揚げていると娘が話しかけてきました。
「パパ、トマト切ってね。」
私は聞こえていましたが何気なく聞き返しました。
「えっ?」
「Tomato(トォメィト)」
娘は帰国子女ばりの発音で返してきました。
それから私は唐揚げを揚げた後、冷凍食品のフライドポテトも揚げていました。
娘は私の近くに来ていいました。
「お腹減ったから先にポテト食べていい?」
私は再度聞き返しました。
「えっ?」
「Poteto、Furaidopoteto(ポテイト、フライドポテイト)」
アメリカ帰りのビジネスマン並みの発音です。
その後、料理の準備ができ私はちゃぶ台に料理を並べていました。
娘はTVを見ていましたが妻に用事があるらしく妻に話しかけました。
「お母さん」
お母さんの英語バージョンをどういった風に言うのか気になり私は娘に聞き返しました。
「えっ?」
「Shibou no Katamari(シボォウノ カタマーリ)」
イギリス生まれかと思わせられる位の完璧な英語です。
娘を日本から出さないでおこうと決めた一日でした。