料理

休みの日にたまに私は料理をします。

少しでも家族に喜んでもらいたいと思い料理をしますが得意でないため簡単な揚げ物中心になる事がほとんどです。

妻と一緒に料理をする事もあり、その時は野菜を切ったり、お米を洗ったり補助的な事をします。

先日も妻の料理中にお米を炊くよう指示がありました。

「ごんごう炊いて」

「ごんごうって何?」

「お米五合の事じゃ、あんたも毎回ごんごうって言いよるが。」

毎回お決まりの無意味なやり取りをした後、私は妻が魚を捌いている足元で座りながらお米を測っていました。

「相席屋に行きたいなー。」

お米を測りながら私は無意識に心の声を呟いていました。

「相席屋って高いんじゃないの?」

妻は私の独り言に食いついてきました。

「いや、30分1500円位。」

「女性も同じ?」

「女性は無料なんよ。」

「でも相席屋ってあんまりお客さんが入らないでしょ?」

思っていた以上に妻も相席屋に興味を持ったようです。

食べる事と服の毛玉を取る事以外の何かに妻が興味を持つのはめったにありません。

せっかくなので詳しく教えてあげようと思い私は伝えました。

「いや、そんな事ないよ。前の日曜日に相席屋に電話したら男性が2組と・・・。」

私の言葉を遮り妻は叫びました。

「何で相席屋に電話しとんじゃー!」

妻の近くに座り込んでいたため妻は思いっきり私を踏みつけてきました。

妻は私の頭を踏みつけようとしてきましたが体が硬くて体重があるため足があまり上がらないらしく座り込んでいる私の太ももを踏みつけてきました。

私は全身を守ろうと思い頭を両手で覆い体を丸め亀の防御体勢になりました。

「痛い、痛い。」

私の悲痛な叫びが家に轟きました。

「誰に相席屋に電話した話をしよんよ!」

この質問は前振りです、私は亀の体勢のまま答えました。

「戸籍上は妻かな。」

その答えを聞き妻は無言で私にサッカーボールキックを放ち続けました。

私と妻の一連のやり取りを居間から見ていた娘は確信を持っていいました。

「我が家は明るいなー。」

何回思い返してみても明るい要素がどこにあったか未だに不明です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。