私が好きな名言の1つに「歴史は繰り返す。」という言葉があります。
ローマの歴史家クルチュウス・ルーフスの言葉です。
過去に起こったことは、同じようにして、その後の時代にも繰り返し起こる。という意味です。
自分に置き換えてみても何度も同じ失敗を繰り返し、その都度反省してもまた同じ事を繰り返してしまいます。
人間の本質を突いた深い言葉です。
最近その言葉を思い知らされる事件が起きました。
我が家では9月も半ばを過ぎましたが夏の暑い日がまだまだ続いているためまだ扇風機を使用しています。
私が仕事を休んで家でのんびりしていると玄関からガンガン、ガンガンとドアノブを何度も何度も引っ張る音が聞こえました。
鍵がかかっている事に気づいたのでしょうか次はチャイムを鳴らす音が何度も何度も繰り返されます。
恐怖を感じながら私は鍵を開けてそっとドアを開くとそこには汗だくで髪が額に張り付き不満そうな顔をした娘が立っていました。
娘には私が不在の場合に備えて家の鍵を渡していますがまだ使い方がわかっていないようです。
娘は家に入り靴下を脱ぎ床に叩きつけるように投げ捨てランドセルを居間に放り投げました、まるで品がありません。
妻に似ています。
「パパ、アイス食べていい?」
私の返事を待たずに娘は冷蔵庫からアイスを取り出しかぶりつきました。
何故食べていいか質問したのか不思議に思っていると娘は扇風機のスイッチを入れ扇風機の羽から3センチ位離れた所まで顔を近づけました。
その後の娘の言葉に私は驚愕しました。
「ワレワレハウチュウジンダ(我々は宇宙人だ。)」
歴史は繰り返されます。
ちなみに別の日ですが娘と一緒にカフェに行った時に
「パパ、このお店シャレオツやな。」
と言っていました。