「family」カテゴリーアーカイブ

朝の日常

私は毎朝妻に起こしてもらっています。

妻は大体6時頃に起きて撮りだめしていたドラマを見ます。

その後7時ごろに私を起こしてくれます。

その日も私を起こしにきました。

「起きろー。」

下品な妻の声で私は目が覚めたため寝覚めがよくありません。

「もっと可愛く言えんのか、『ねぇあなた起きて』とか。」

「どうせ気持ち悪いって言うんやろ。」

確かにその通りだと思いますが試してみないとわかりません、一度妻にお願いしました。

「いいから一回言ってみてや。」

「ねぇ起きて。」

「気持ち悪い。」

何も考えていなかったのですが自然と言葉がでてしまいました。

「起こしてるのにそこまで言われる筋合いないわ!」

妻は怒りながら娘にも声を掛けました。

「学校始まるよ、起きなさい。」

娘の寝起きの顔を見た妻は言いました。

「わー不細工。」

その言葉を聞いた娘は寝起きざまにいいました。

「不細工はお母さんやろ。」

「どいつもこいつもうるさい、起きろー。」

ほぼ毎朝このように妻は叫びながら私たちを起こします。

朝起きた後、私と子供は朝食を食べます。

「さっき不細工ってお母さんに言われたけど、お母さんは近所の人に娘と顔似てるって言われてるよ。だからお母さんも不細工なんよ。」

娘は先ほど妻に不細工と言われたことに少し落ち込んでいるようです、何か励ましの言葉をかけてあげないといけません。

「まあ二人とも太っとるからな、太っている人は大体同じ顔よ。」

妻は洗い物をしていましたが、その言葉を聞きこちらを振り向きいいました。

「殺すぞ、ほんま。」

ほぼ毎朝このように妻は私に脅しの言葉をかけてきます。 早めに遺書をしたためようと思う今日この頃です。

バレンタインデー

今年のバレンタインデーでの出来事です。

私は毎年会社の女の子から2~3個チョコをもらいます。もちろん義理チョコです。

今年は何と6個もらう事ができました。

38歳の人生の中で新記録です。

私の人間性が磨かれてきたからでしょうか、兎にも角にも嬉しい事限りなしです。

誰かに自慢したいのですが、最近本を見て覚えたのですが自慢すると人から嫌われようです。

会社では必死で自慢する事を我慢しました。

家に帰ると妻からもチョコをもらいました。アルフォート3つ、Crunky3つの市販のチョコ詰め合わせです。

「しけてやがる。」と思いましたが私も大人になった為、さすがに言葉には出しませんでした。

奪い取るようにチョコを受け取って態度には出してやりました。

バレンタインチョコの新記録を妻に自慢しても多分小馬鹿にされます。最後の命綱である娘に自慢する事にしました。

「バレンタインチョコ新記録作ったんよ、6個ももらった!」

私は喜び勇んで娘に伝えました。

娘は私のもらったチョコをじっくり見て言いました。

「これ全部義理チョコやろ。」

まあ義理チョコですけど、何か?腹が立ったので言い返しました。

「全部本命よ。」

「でも全部ちっちゃいよ、500円位じゃない。」

娘の鋭いツッコミが続きます。 ツッコミに全力で言い返しました。

「でも皆チョコ渡すときに恥ずかしそうにしてたから絶対本命よ。」

「でもパパはイケメンじゃないし。」

「イケメンよ、週2回はかっこいいって言われるわ。」

そのやり取りを隣で聞いていた妻が言いました。

「信用せんほうがいいよ、パパは息を吐くように嘘をつく。」

もしかしたら私は薄っぺらい人生を送ってきたのかなと思わされた一言でした。

毎日座禅を組んで自分を見つめなおしてみようと思います。

長崎旅行

今年の夏休みに家族旅行で長崎に行ってきました。

私と妻と娘、私の兄と母の5人での旅行です。

私の兄も岡山に住んでいるので母以外の4人は新幹線で福岡まで行き、福岡から長崎までは特急で行きました。

母は愛媛から大分までは船で、大分から長崎までは高速バスで移動し長崎駅で合流しました。

それから私たちは軍艦島に行く予定を立てていたため長崎駅からタクシーで10分位の所にある軍艦島に向かう船着き場に行きました。

その日は台風が来ているかのようなもの凄い大雨が降っていました。

船で約40分かけ軍艦島に着き無事に上陸する事ができました。すると上陸とほぼ同時に雨が止み空が晴れ渡りました。

そこからガイドについていき軍艦島の説明を受けました。軍艦島にある建物は長年の間、人が住んでいない為廃墟になっています。

雨も止み廃墟になった建物が良く見え、建物はとても壮大で炭鉱の町が時代の流れに左右された趣を感じ私は感慨にふけっていました。

すると兄が言いました。

「愛媛の実家のあたりと同じ感じやな。」

それに答えて母も

「あんまり実家と変わらんね。」

娘も調子にのって言ってきました。

「ここ愛媛?」

いやいや全く違います、世界遺産に登録されたのは愛媛の私の実家ではないはずです。

お金を出して実家の周りの風景を見せられるなんてたまったものではありません。

ガイドの説明が終わった後船で戻り、長崎駅近くにとったホテルに向かいました。

私がとった部屋はお風呂とトイレと洗面台が一緒になっているユニットバスの部屋です。

私が洗面台で顔を洗っていると唐突に娘が入ってきました。

「どうしたん?」

いきなり入ってきた事に少しびっくり娘に尋ねました。 娘は私の顔を見て真面目な顔で言いました。

「やっと二人きりになれたね。」

ただただ気持ち悪く感じていると娘はトイレに座りいきなり大便をしだしました。 私は脱兎のごとく部屋を飛び出しました。

お母さん、どうやら娘は順調に成長しているようです。

英会話

私の仕事が早く終わる日は家族と一緒に食事をします。

早い時は18時過ぎには帰れます。

妻も子供を学童に迎えに行って帰ってくるため多少時間の前後はありますが18時30分頃に帰ってきます。

そこから妻がコーヒーを飲み一休みしてから料理を始めます。

その日は私も早く帰った事もあり妻と一緒に台所に立ちました。

私が唐揚げを揚げていると娘が話しかけてきました。

「パパ、トマト切ってね。」

私は聞こえていましたが何気なく聞き返しました。

「えっ?」

「Tomato(トォメィト)」

娘は帰国子女ばりの発音で返してきました。

それから私は唐揚げを揚げた後、冷凍食品のフライドポテトも揚げていました。

娘は私の近くに来ていいました。

「お腹減ったから先にポテト食べていい?」

私は再度聞き返しました。

「えっ?」

「Poteto、Furaidopoteto(ポテイト、フライドポテイト)」

アメリカ帰りのビジネスマン並みの発音です。

その後、料理の準備ができ私はちゃぶ台に料理を並べていました。

娘はTVを見ていましたが妻に用事があるらしく妻に話しかけました。

「お母さん」

お母さんの英語バージョンをどういった風に言うのか気になり私は娘に聞き返しました。

「えっ?」

「Shibou no Katamari(シボォウノ カタマーリ)」

イギリス生まれかと思わせられる位の完璧な英語です。

娘を日本から出さないでおこうと決めた一日でした。

お気に入りのシャツ

私は岡山県に住んでいます。岡山はどちらかと言えば田舎ですが5年前にとても大きなイオンモールができ、そこにはたくさんの人が集まります。

その日私は仕事帰りに何気なくそのイオンに寄り、よく服を買うお店でクレリックの仕事用のワイシャツを購入しました。

服はじっくり選びかなり検討してから購入するタイプの私ですが、そのシャツは濃い青色をしており私のとても好きな色で一目惚れしてしまいすぐ購入しました。

あまりにも素敵だってので購入してすぐイオンのトイレでその服に着替えました。トイレの鏡で何度か確認しやはり買って良かったとしみじみ思いましと。

私は喜び勇んで家に帰り妻に自慢しました。

「この服今日買ったんだけどどう?」

「何か制服みたいであまりいけてないよ。ていうかガンダムのアムロみたい。」

まあ妻からの評価はこんなものでしょう。いちいち妻からの評価を気にしていたら生きていけません。 念のため娘にも評価を求めました。

「どうかな、この服。パパは気に入ってるんやけど。」

娘は私を見て言いました。

「パパ、帰る時に女の子からじろじろ見られんかった?」

「うん、あの人格好いいって見られたよ。服のおかげかな。」

その言葉を聞いて娘は言いました。

「違う違う、あの人ずっとじろじろ見とんやけどって」

娘の回答はもはやシャツは関係なくなっていました。 側で聞いていた妻はそっと呟きました。

「親子の会話じゃないな。」

何が原因か分かりませんが、購入して1ヶ月になりますが私は未だにそのシャツを着て会社に行く事ができないでいます。トラウマってこういう風にできていくんですね。

娘の成長

私は日勤と夜勤の2交代制で仕事をしており、日勤の仕事で早く帰ると娘と一緒にお風呂に入り寝かしつけます。

ある日、娘を寝かしつけていると子供がいきなり抱きついてきて叫びました。

「イエス、高須クリニック!」

意味が全くわかりませんが、さすが私の娘です。爆笑をしてしまいました。

しかし私の爆笑で娘は味をしめてしまい、その後も「イエス、高須クリニック!」を連呼してきました。

このままでは危険です、ほうっておくと娘の笑いのレベルが落ちてしまいます。私は娘に言いました。

「あのな、繰り返していいのは2回までよ。よっぽど狙いがあるんだったら何回も言ってもいいけど。」

「そうかなー。」

娘はピンときていないようです。今後の娘の笑いの成長のためにも、ここはしっかりと教えておかないといけません。

「いい、繰り返すんやったら少しずつ変化をつけて言わないと飽きられるから。変化させすぎてもダメやけど。」

その説明を聞いて娘は叫びました。

「イエス、古女房クリニック!」

その声を聞いて隣の部屋から妻が来て怒りながら言いました。

「誰がそんな病院行くんよ、そもそも看護士が面接こんよ。」

さすが私の妻と娘です、娘の今後の成長が楽しみに思えた一夜でした。

九九

私は現在コールセンターで仕事をしています。仕事の時間帯が日勤と夜勤にわかれており、日勤の時は早く帰る事ができます。

 ある日、早く帰ると妻が娘に九九の練習をさせていました。

「じゃあ6の段言ってみて、その次は8の段ね。」

お風呂に九九の表を貼り娘に練習させているので大体間違えずに言えるようになってきました。 せっかく私も早く帰ったので娘の九九の練習に付き合いました。

「5×5」

「うーん25」

「OK、じゃあ6×6」

「36」

娘も中々のものです。娘に九九の練習をさせている時に妻が食事の用意をしていたのでテーブルにおかずを持ってきました。

娘に九九の練習をさせていたので妻にも何気なく問題を出してみました。

「なあなあ、7×8」

「うーん、48」

その答えを聞いて娘は言いました。

「パパ、お母さんは7の段が弱いんよ。」

妻はもう娘に抜かれてしまったようです。 早く帰った日は妻に九九を教えてあげようと思います。

誕生日

1月13日は私の誕生日です。その日は私と妻の休みが合ったため妻が「お祝いをしてあげるから好きなものを食べに行こう」と言ってくれました。

家から車で30分くらいの距離にお気に入りの焼き肉屋があるので、家族でその店に行く事にしました。 店に行く途中の車内はいつものように私の軽快なトークで大盛り上がりです。 トークの大きな花火を打ち上げました。

今日もたらふく笑いを取ったなと店についてニヤニヤしながら食事をしていた時に妻に言われました。

「何か面白い話してや。」

妻は記憶喪失にでもなったのでしょうか?店に来るまでにどれだけ大爆笑をとったか忘れてしまったに違いありません。

「ちょっと待てよ、ここに来るまでにどれだけ笑い取ったか忘れたん?すごく笑ってたやん、俺の軽快なトークで笑いの爆発を起こしたやろ。」

妻の記憶を呼び覚ますために私はそう訴えかけました。 それを聞き妻が静かに答えました。

「あれは苦笑いよ、ここ2~3年は面白いトーク聞いてないよ。私の周りは不発弾だらけよ。」

私は今の今まで妻にトークの花火を見せていたと思っていましたが、実際は内戦が終わったばかりのような危険地帯に妻を追い込んでいたとは全く気付いていませんでした。 世界中の戦争が終わりますようにと願った誕生日の出来事でした。

じゃんけん

とある休みの日に娘に言われました。

「ねー、ねー、パパ。じゃんけんしよ。私パーだすからパパはグー出して。」

私はいいました。「最初から何を出すか分ってたら面白くないじゃん。」

その時私の頭の中に電流が流れました。そうだ人生と一緒だ、人生もどうなるかが分かってたら全く面白くない。人生は何が起こるかわからないから面白いんだ。レールに乗った人生なんて面白くない、激動の人生を送るから面白いんだ。 男として生まれたからには何かを成し遂げないといけない、名を残さないといけない。 安全で無難な道を望んでいるのか?それともリスクを冒して偉大になりたいのか? 成功の反対は失敗ではなく、やらない事だ。 その日一日私は感慨にふけっていました。

夕方妻が仕事から帰ってきて私は妻に今日あった出来事、それに対して思った事を伝えました。 「娘がじゃんけんをしようと言ってきたんよ。私パーだすからパパはグー出して。その時気づいたんよ、人生と一緒だって・・・。どうなるかわかってるか人生なんか面白くないよな。」

その言葉を聞き妻は言いました。

「あんた暇なんやな、トイレ掃除してくれんかな?」

「・・・うん。」

無難な人生歩んだほうがいいなと思った一日でした。 公務員試験受けようかな・・・・。

散髪したのに

私はいつも駅前の散髪屋で髪を切ってもらいます。しばらく散髪に行っていなかったため髪が伸び放題になり前髪が長くなり口に届く位までの長さになっていました。この長い髪のままではモテません。

私はモテモテになりたいのです。(37歳既婚者、子供あり)

散髪屋に行き思いきって髪を眉毛の上位まで切り、横側も耳を出す程度まで短くし、更に美容師さんのお薦めもありツーブロックにしました。

髪を切った後に会社に行くととても評判が良く、「爽やかですね」「髪型可愛いい」「後ろの部分も可愛い」等5~6人の女性社員から褒めてもらいました。

これは妻と娘に自慢しないといけません。

私は家に帰ってすぐ自慢しました。

「皆から髪型褒めてもらったんよ。」

それを聞いて妻が言いました。

「何か前髪変よ。」

私は言い返しました。

「でも皆から褒めてもらったんよ。」

「髪切ったくらいで褒めてもらえるか、言ってもらったとしてもどうせ2~3人やろ。」

反応が悪い事この上ありません。

「もっといっぱい言ってもらったわ。」

「じゃあ私あんたの会社に行ってアンケート取ってくるわ。」

どうやら妻の精神はねじ曲がっているようです。

仕方ありません、娘に自慢するしかありません。

娘はその時DSに夢中になって遊んでいました。

娘の手を止め私はいいました。

「パパな、会社の人に髪切って皆からほめてもらったんよ。髪型格好いいやろ。」

娘は私を見て言いました。

「髪切って不細工になりやがって。」

どこで娘の育て方を間違えてしまったんでしょうか?

これは私の責任ではありません、ええそうです、妻の責任です。

神に誓って私の責任ではありません。